退職時の手続き
退職までの流れはお話しましたが、その際の手続きについて、もういちどまとめてみましょう。会社に提出する書類と会社から受け取る書類があります。
会社に提出する書類
・退職願 (2ヶ月前に退職の意思表示をする、1ヵ月前までに退職願を提出する)
・健康保険証 (健康保険の資格は失効、社会保険事務所に返却される)
会社から受け取る書類
・雇用保険証・離職票 (ハローワークで雇用保険の手続きに使う)
・年金手帳
・源泉徴収票 (税務署で確定申告を自分で行うか、転職先で調整する)
健康保険の返却後、どれかの保険に加入する必要があります。
退職する際に健康保険を返却するわけですが、健康保険は返却すればもう使えなくなってしまいます。怪我、病気にかかった場合、困ることになるので、国民健康保険などどれかの保険に入っておく必要があります。
保険には社会保険事務所が窓口の政府管掌・組合管掌の健康保険、市町村が窓口の国民健康保険などがあります。前者は会社員、後者は自営業の方が多いのですが、会社にいるときは意識しなかった方も多いかと思います。(会社が半額負担しています)
健康保険によって内容がちがうのですが、会社を退職した後には国民健康保険に加入することになるのではないかと思います。退職した日から14日以内に市町村の窓口で手続きします。年130万未満の収入なら、被保険者の扶養になる方法もありますが、雇用保険も収入になるので考慮する必要があります。